確実に日本の経済は確実に黒幕によって蝕まれ、異変をきたしていると考えている。
2010年頃より、「ネットカフェ難民」に関する調査を行った。言わずと知れた住居を持たず、ネットカフェに寝泊りして生活をしている層である。
見た目こそ、その変にいる人達と変わらないものの、彼らは見えないホームレスなのである。私もかつて一人貧乏旅行をする際に、各地のインターネットをホテル代わりに寝泊りしながら旅をした事があった。
しかし、それはあくまでレジャーの一貫としてそのようなスタイルを楽しんでいたのであり、生活の為ではない。
ネットカフェ難民は、貧困の為部屋が借りられず、その日暮しの日雇い労働を繰り返し、そこでえた報酬でネットカフェで生活する人達だ。特にリーマンショック以降にこのような層が急増したのである。
この話をさておき、今回は女性の貧困について話したいと思う。
単身女性の1/3が貧困と言うのである。
年収が額面で200万円以下である。しかもこれから社会保険や所得税が引かれ、手取りは150万円を下回る。更に追い討ちをかけるように、この可処分所得を消費したとして、15万円は消費税で取られてしまうのである。
これで一人でまともに生きて行けるのか?できるわけが無い!!多くの貧困女性は、派遣社員だったりフリーターとして貧困生活を強いられているのだ。生活ができるわけもなく、生活の為に風俗店等での就業もさる事ながら、援助交際や、パパ活なる交際に手を染めるのである。
かつて風俗店や、援助交際なる売春をしている若い女性層は昔から一定数はいた、主に短時間で高額の収入を得やすい事に他ならない。物欲が渦巻く時代には、高額なブランド品を買ったり、贅沢をしたい為にそのような事に手を出してしまう女性はいた。しかし、昨今では生活を維持する為に普通の大学生や若い女性が当たり前のようにそのように風俗店で働いているのである。
風俗店等はある種、貧困女性のセーフティーネットの役割をしていた側面がある。しかし、その風俗店でさえデフレの波が押し寄せ充分の生活ができないようになってきているのだ。風俗店の待機所が生活の拠点になっており、自分でアパート等が借りられないホームレスの状態にあるのだ。
女性の多くが就業していた一般事務職の求人だが、この人手不足と言われている昨今にあって、0.3%の求人倍率の人余り状態だ。
これまで派遣社員として、一般事務で働いていた女性達はキャリアチェンジを余儀なくされている。特に人手不足の飲食に転進するケースが多いそうだが、時給も安くシフトせいによって深夜まで働くものの、不安定で生活が苦しい状況だ。
日本は豊か?豊かなわけが無い!!
日本は貧困の国になったのだと断言しても良いと思う。長期デフレを放置して、黒幕達の利権メシウマによって若者や女性から搾取し、黒幕達だけが太るシステムが現在の日本だ!
女性が深夜で働くのは、女性雇用機会均等法の男女格差をなくす為に規制を緩和されたわけだが、今思えば様々な黒い利権が絡んでいたのかと思うようになってきた。
現在の日本の経済はデフレというよりは物価は高いが賃金が極端に低い、スタグフレーションと言えるべき状況である。賃金が上がっているような捏造を現在の政府はしているが、実際には実質賃金は低下のし続けているのである。更に追い討ちをかけるのは10月に行われる消費増税だ。
デフレ貧困が長期化する中、なぜこれを安倍政権が英断したのかは全く不明だ。
女性の賃金は男性と比べたら、昔から安い傾向にあった。それは女性を差別してたからではない。役割分担によってそうしていたのである。
女性も社会に出ると、職場での出会いであったりと結婚するケースは多かった。これによって若いうちは苦しくとも結婚によって安定した生活ができる流れになってた。
ところが、若者は男性とて結婚して家族を養えるレベルの賃金は貰わなくなっている。そればかりか終身雇用の時代は、定年まで頑張るウチに出世して賃金も上がり安定した家庭を築けるという計画が立てられていた。
特にリーマンショック以降、日本の雇用では終身雇用が崩壊し、家族を作るライフプランが全く描けなくなってきた。これが少子化のカラクリである。
特に政治に関心を持ち、今年から来年と言われている衆議院議員選挙には必ず行った方良いです。特に現政権与党がこれまで推進してきた政策の為に生活が益々苦しくなってきたと感じているなら、与党以外の政党に入れれば良いです。
以上