ソフトバンク危機

大企業の優遇措置によって大幅に法人税が下がり、殆ど払っていない日本4~5番の時価総額を持つ上場企業ソフトバンクが危機的業況になっているらしい。

法人税を払っていない事を非難するつもりは全く無い、自民党の方針(大企業を儲からせる)に従い節税をしているからである。その代わりに消費税が10%になったわけだから。

ソフトバンクについて簡単に自分が持っている知識と認識についてまずは語ろうか。

孫正義さんは在日朝鮮人の両親の元に生まれ、日本の朝鮮部落出身であり非常に貧しい幼少期だったらしいが、父親の三憲が密造酒製造販売と消費者金融・パチンコ業で大成功し、長じてはパチンコ店数十店舗を所有し、高級車を何台も保有するほどの裕福な時期もあったことも明らかにしている。(Wikipedia)

まあ生い立ちはどうでもいいです。今は日本に帰化した日本人であり、ソフトバンクは日本企業です。韓国の財閥であるロッテとは少し勝手が異なりますね。

ロッテは在日朝鮮人が経営している日本企業で母国韓国でもそのように認識されています。しかしソフトバンクは日本人が経営する日本企業です。

孫さんは最初から実業家になる事を志し、日本マクドナルド創始者、日本トイザラス創始者の実業家である、藤田田氏に高校生の時に訪れこれからどのようなビジネスをすべきかを直接尋ねに言ってる。

高校生が大手企業の重役の直接アポを取るというバイタリティーも凄いと思う。経営者としての度胸はこの頃から既に発揮されていますね。

藤田氏の助言によって、これからはコンピューターの時代である。という助言を得てからアメリカに渡ってコンピューターの勉強をしにいったのだ。

ここまでの話しはWikiPediaにも書かれている一般的な情報ですが、私は更に、孫さんとも深く関係しているとある人物から聞いた話しがある。

孫さんは日本に帰国し、何のビジネスをすべきかをアメリカで見聞した事などから模索をしている最中に。今で言うレンタルオフィス?というか個人が起業するとっかかりとして、東京タワーのすぐそばにある機械振興会館という旧通産省が主催する建物の中のとある団体の理事長がベンチャー企業を育てよう活動をしてるところに孫さんがやってきたというのだ。

机一個の会社が今では沢山あるけれど、機械振興会館のとあるベンチャー支援団体のその一つの机からスタートし、そこの理事長から孫さんの話を私は聞きました。

部屋いっぱいの巨大なコンピューターがそのうち小さくなる。そのビジネスをすべきと藤田氏が助言したようだが、日本ではまだソフトウエアはハードウエアのオマケであり、ハードウエアを作ることが価値であるとの認識があった。

実際に日本は当時コンピューターの最高峰企業だったIBMを目指していたのだが、アメリカで見聞をしてきた孫さんは今後はソフトウエアこそこれからのビジネスの要となる!という結論を導き出し、このソフトウエアでビジネスを始める事になった。これがソフトバンクの創業のきっかけ。

孫さんがコンピューターが好きか否かは別としてビジネスはこうして始まったのである。

孫さんはソフトウエアに情熱を注いでいたというよりも、ビジネスとして成功させたいというモチベーションで経営を続けていたのだと思う。故に現在のソフトバンクはビジネスを自ら進んでするというよりは、投資会社そのものになっている。

それが別に悪い事ではないけれど、孫さんの投資先がヤバ目のところばかりなのが気になる。

何より孫さんが手に入れたいのは、持ってるだけでチャリチャリ金が転がり込んでくるインフラビジネス。かつてレッツ東京デジタルフォン♪なんて宣伝して末期にはボーダフォンの名前になってた携帯電話会社を買収している。

ソフトバンクモバイルがそうだね。

今、ソフトバンクの稼ぎ頭はこれでしょ。

孫さんはその道ではかなりメジャーな半導体コンピューター企業、ARMを買収したが、業界で働いている私としてはこれはかなりビックリした。世界の組み込みのIPコアを提供しているマイコン屋を買収したのだから恐ろしや。

これ一般の人にはわからないだろうけど、とあるマイコンの設計資産だけをチャリチャリ売って儲けてる会社です。いわばライセンスビジネスだから利益率は高いと思う。いわば日本国内だったら青色LEDのライセンスを世界でチャリチャリしている日亜化学みたいな感じだね。

でもこのARMは最近めっきり聞かないな。実は私は、ARMマイコンのライセンスを買って、FPGAで組んだロジックにARMを合成して入れて試しに使った事があるが、近ごろパットしないけどどうなんだろ?

狙いは悪くないと思うけどね。いわゆる狙いのインフラチャリチャリビジネスには通ずるものがある。

ところが、昨今孫さんが買収した企業がヤバいのばかり。沢山あるのだけど、その筆頭がWe Workなるレンタルシェアオフィス。なんとこれに1兆円も突っ込んだのだ!ちょっと突っ込みすぎだよ。単なるレンタルオフィスが5兆円もの資産価値がついてたんだけど、これは完全にゴールドマンサックスや金持ち資産家の連中のハゲタカファンド連中のカモにされてしまったね。

私はWe Workに行った事があります。知り合いの社長が気分展開にたまに使うのだとWe Workの会員になってます。会員の付き添いなら会員がレンタルしている会議室は打ち合わせなどに一緒に使えるのです。確かにおしゃれで、ベンチャー心溢れる若い中小社長や外国人などでごった返し、とてもお洒落で活気ついている感じはしました。丸の内のオフィスでした。

でもこの会員費結構高いです。もし私が起業しても使わないと思います。

日本には沢山の内資と外資のレンタルオフィスが沢山ありますし。

私はその中で結構メジャーなリージャスの会員だった事があります。確か6万円位で、空港や全国の都市にあって、どこでも使えるプランだったと思います。

そして、一か月に3日だけは個室を借りられるというオマケがついていました。

そして内資だったら、モノつくりの中小ベンチャー社長さん達が集まって、色々な工作機械を使わせて貰える、DMM.MAKEは実際に見に行って会員になろうかな?と思いました。むしろ投資するならこっちの方が色々な点でよかったんじゃないのかな?と思いましたけどね。

何度も語ってるけど、言わんこっちゃない。

これこそが、竹中平蔵が目指している売国政策なのだから。

実際にこの件で竹中平蔵が絡んでいるかはわからないけど、絡んでいてもおかしくない流れだよね。

先に話したけど、孫さんは創業時機械振興会館内の理事長オフィスからスタートしているのだけど、その思い入れからWe Workに投資したのかな?なんて考えました。しかし、いくら何でもレンタルオフィス会社に一兆円って金出しすぎだと思うよ。本当に5兆円の価値があると思ったんですか?

実際このWe Workの投資が焦げ付いて大変な事になっているようです。

経済界が大騒ぎしだしたのは言うまでもありません。

その他に火を噴きだした投資案件が沢山あるようですが、それについてはまた今度お話ししたいと考えます。

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